恋愛では、どれだけたくさんの「はじめて」を与えてあげられるかがとても大切だと思います。
■「はじめて」は初恋の味
「初恋のことなんて忘れてしまった。よく覚えていない。」
こんなことをいう人はほとんどいないはずです。
それだけ、誰にとっても初恋というものがとても印象的で忘れられないからです。
じゃあ、どうしてそうも印象的なんでしょう。
それは簡単で「全部がはじめてだから」ですよね。
好きになることもはじめて。好きな人と一緒にふたりで話したり、一緒に帰ったり、週末にゲームセンターやカラオケでデートするのもはじめて。手を繋いだりキスしたりするのも、はじめて。
どれも「はじめて」尽くしだから新鮮で楽しいし、そして、生まれてはじめての体験というものは、人の記憶と心に深く刻まれます。
だから、初恋というものは(おそらく人生で経験する恋愛の中で一番うまくいかないものでもあるんだけれども)忘れられないし、「一番楽しかった」と感じられるものなんでしょうね。
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でも、大切な要素は「はじめて」というところだから、別にこれは初恋である必要はありません。
だから、その人にとって2回目でも、3回目でも、何度目の恋でも「はじめて」という要素があれば、その恋は特別になります。
あなたが好きな彼も、きっと今まで何度か恋をしてきていると思いますが、それでも「恋愛のすべて」を経験してきているわけじゃありませんし、だいいち、そんなものは一人の人間が一生で味わいつくせるものでもありません。
なので、私たちも、好きな人にたくさんの「はじめて」を与えてあげることで、その恋を、そしてあなたをすごく特別な存在に感じてくれるようになるはずです。
■「はじめて」のコツ
じゃあ一体、どうやって「はじめて」をあげたらいい?
ということになるわけですが、まずはシンプルに「行ってみたいところある?」なんて聞いてみることですよね。しかもこの答えは、「いつか彼女としてみたいと思ってた(けどしたことがない)」という憧れのデートだったりするので、よりおすすめです。
他には、ふたりの年代に応じたアプローチもありますね。
どういうことかというと、例えば大学生になったばかりのカップルなら、おそらく恋愛は高校生までで、例えばドライブデートとか、お泊まりの旅行とかはしたことがない可能性が高いです。あとは、おしゃれなレストランで美味しいご飯を食べたり、お酒を飲んだり(成人してからね!)といった「大人のデート」みたいなものも、初体験でしょう。
それから忘れてはいけないのが、「こんな子、はじめて」といい意味で思ってもらうことですね。デートばかりが「はじめて」尽くしでも、「またこういう女か」なんて今までも元カノの欠点を引き継ぐようなことをしたら意味ありませんからね。
きっと彼は、どういう理由で元カノとうまくいかなかったとかたまに話してくれると思いますが(あんまり聞きたくないけど)、そういうのを覚えておいて、自分に活かす。人のふり見て我がふり直せ、です。
束縛しいで彼を窮屈にさせていたのが元カノなら、あなたはそこをグッと堪える。そうすると「こんな付き合いやすい子、はじめてだな」とあなた自身に初体験を見出してくれますね。
さあ、あなたはこれから彼にどんな「はじめて」をあげますか?(遣水あかり/ライター)