巷の占いには「相性」という言葉が必ず出てきますが、果たして相性というのは占いなどでわかるものなのでしょうか?何か腑に落ちませんよね。心理学では顔立ちに共通点がある者どうしの相性はいいそうです。確かに仲がいいカップルや夫婦はどこか顔が似てきます。また、体の匂い・フェロモンも相性の一致・不一致にかなり貢献しているのだとか。このように相性というのはもっと直観的で肉体的なものかもしれません。そのような意味で夢の世界はかなり身体・生理的な領域を持ちます。では相性にまつわるいくつかの夢のシンボルをご紹介しましょう。
靴の夢
左右2つで一足の靴は、現在の身近な人間関係、恋愛の相手との互いの相性を象徴することがあります。愛用の靴を失うなら対人的な不調和や不協和音を暗示し、お気に入りの靴を手に入れるなら調和と相性の良さを暗示します。古く汚れた靴は恋愛や人間関係のしがらみやストレスをあらわし、新しい靴は対人的な再生を暗示します。
歌う夢
あなたがステージで歌を披露している夢は自己表現の表れになります。うまく歌えるなら、相手へのアピール度が高いことをあらわし、さらに聴衆の中、目の前に気になる人がいるならあなたに関心を寄せていることをあらわしています。マイクはあなたの恋人、または思いを寄せる人を象徴します。ただし、単にカラオケ店で歌を歌っている夢は日々の疲労や対人ストレスの反映になっていますので悪しからず。
演奏する夢
あなたが誰かと楽器を演奏している夢は対人・恋愛関係の調和・不調和をあらわします。奏者に恋人や気になる人がいれば彼らとのコミュニケーションの状況や互いの心の距離を反映し、うまく演奏できれば互いの関係は良好、アピール度は高くなります。また、演奏する楽器のパートはそれぞれの対人的な役割を象徴します。たとえば、あなたがピアノを弾き、彼がベースを弾いていれば彼があなたのリード役になっていて、あなたはまず彼のペースに合わせなくてはなりません。彼のリードであなたが輝くからです。彼がピアノであればあなたのリードが彼をやる気にさせるということになります。反対に、あなた一人で楽器を弾いているなら、そのまま現状の寂しさを反映します。
編み物やビーズの夢
編み物をしたり、ビーズのアクセサリーを作っていたりする夢は、性的な試行錯誤を反映することがあります。手を使う細かい作業のイメージは、性的な気分の高まりや性的欲求不満を反映します。セックスの夢自体は欲求不満の表れではありませんが、性的なものとは無縁のイメージほど意外にも他人には知られたくないあなたの素直な欲求や関心が隠されているものです。つまり、このような夢を見たら現在の異性へのアピール度は低いということを意味します。
相性にまつわる夢の共通点
相性にまつわる夢の多くは肉体・身体的な要素を持っていることが特徴です。靴は足を、演奏や編み物は手を、歌は口をそれぞれ使います。人間の身体の中ではセックスアピールにもなっている部分です。それぞれの身体のパーツとそれを使ったイメージが対人・恋愛の相性を判断しています。ぜひ参考にしてみてください。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)