カフェやレストランに行くと、どこかのテーブルから「あ~彼氏欲しい」という嘆き声が聞こえてくることが少なくありません。いまフリーのみなさんの中にも、「彼氏欲しい」というセリフが口癖になっている人、いるのではないでしょうか?
・「幸せの象徴」になりやすい恋愛
まず、「彼氏が欲しい」理由を自分自身で考えてみましょう。人それぞれ色々な理由があるかと思いますが、極論「幸せになりたい」というのがその理由になっているかと思います。
恋愛は、「幸せの象徴」としてとらえられやすいもの。誰かから愛されることをはじめ、結婚や家庭を持つことなどが「幸せ」として掲げられることは少なくありません。そのため、なんとなく「幸せになりたい」と思う人が「彼氏がいれば、恋愛をすれば幸せになれる」と考え、「彼氏が欲しい」と口走ってしまうのです。
・幸せになる手段は恋愛以外にもある
でも、恋愛って「幸せなこと」ばかりではありません。結婚して旦那さんや子供がいても、付き合っている彼氏がいても、誰がどう見たって幸せな人が「幸せではない」と感じていることだってありますよね。もちろん恋愛でしか得られない「幸せ」はありますが、それを手にするのはそう簡単ではないのです。
だから、ただ何となく「幸せになりたい」のであれば、そのための手段は恋愛でなくてもいいかもしれないのです。たとえば、「誰かから愛されたい」という欲求が仕事で「誰かに必要とされる」ことで満たされることだってある、ということ。
ただ漠然と「幸せになるには恋愛するしかない!」と考えているのはリスキーである、ということを知っておいて欲しいのです。
・自分で幸せになることの重要性
幸せになるための手段は様々ですが、前述したように「恋愛でしか得られない幸せ」があることは事実です。しかし、彼氏を作ることで「幸せにしてもらおう」というのはオススメできません。
なぜなら、自身の幸せを他人に任せてしまうと、相手の考え方や選択ひとつであなたの幸せが不幸に一転してしまうこともあり得るから。
恋愛で幸せになるためには、人を愛するという「幸せ」を感じることに始まり、そこから「結婚」や「家庭」、または「結婚はせずにパートナーでいる」といった人それぞれの幸せの選択に向かっていく必要があるのです。
つまり、恋愛における幸せを手にするには「彼氏を作る(彼氏ができる)」ことではなく、「人を愛する」こと、とどのつまり「愛せる人を見つけること」が優先であるのが自然なのです。
・おわりに
周囲の人や環境に惑わされるではなく、自分が「なぜ」彼氏が欲しいのか、また「本当に」彼氏が欲しいのかを考えることで自分なりに導き出した答えは、あなたの人生の重要なヒントになるはず。
もちろん、ヒントを得て幸せに向かうための選択や努力をしても、それが報われないなんてこともあるでしょう。しかし、自分の幸せについて考え、努力し、行動したというその事実そのものが、次の選択をした自分の力強い後押しになるはずですよ。(桃花/ライター)