もう何年も前から、雑誌やネット上でよく目にする「自分磨き」というワード。
表面上だけの自分磨きは意味がない
以前、「私はお菓子作りも頑張っているし、毎日カワイイ服装や髪型も心掛けている。だから自分磨きができているんだ!」と言っている子がいました。たしかに女性の心掛けとしては、間違っていないかもしれません。
また、ルックスにこだわって、好きな芸能人に寄せた過度なダイエットをしたり、夜な夜なメイク技術を習得している人もいるでしょう。
でも結局は「自分磨きをしている自分」に満足しているだけなんですよね。だからお菓子作りやメイクが上手になったとしても、それだけで終わってしまう。どうしてそれが自分磨きにつながるのか根本的に理解していないので、表面上のテクニックだけは磨かれても、内面は伴われていかないのです。
そのためいつまで経っても成長できないし、むしろ周囲からは滑稽にすら見えてしまう。特に男性は「自分磨き」を過度にアピールする女性に、拒否反応を起こすようになってしまいます。
自分磨きをする「理由」を考えよう
このようにただ意味のない「自分磨き」をしてしまうのは、「かわいいは正義」だとか、「このメイクをしていればモテる」だとか、上辺だけの意見に流されているから。
もちろんかわいくなることは悪いことではありません。でも自分磨きをする前に「何でかわいくなりたいのか」「何で自分磨きをしたいのか」を、考えるべき!
それは「好きな人に好かれたいから」「もっと自分に自信を持って、積極的になりたいから」など、人によって理由はさまざまでしょう。
「自分磨きをする理由」がわかれば、間違った自分磨きもしないし、内面から輝ける女性になれますよね。
自分磨きは「こっそり」しよう!
自分磨きって字のごとく、結局は自分のために行っていること。「好きな人から好かれる自分」になるために自分を磨いているのですから、当然といえばそれまでなのですが。
その「自分のための自分磨き」を聞かされた男性って、あまり良い気持ちにはならないそうです。例えばデートした男性が「お前に奢ってやったんだぞ!」ってしつこく言ってきたら、やっぱり不快な気持ちになりますよね。「あなたが勝手に支払ってくれたんでしょ?だったら割り勘で良かったんだけど!」って言いたくなっちゃうというか……。
それと同じで、女性がやたらと「自分磨き」を連呼していると、「別にそこまで自分磨きしてくれなくていいよ!」って思ってしまうみたいです。
彼に「あれ?何か最近綺麗になった?」と思わせるくらいがちょうどいい自分磨き。自分磨きはこういった「相手を不快にさせない気遣い」や「サプライズ的要素」も含めたものを指すのかもしれません。
おわりに
「周りがみんな自分磨きをしているから」ではなく、もっと「自分がどうして自分磨きをして変わりたいのか」を考えるべき。
「なぜ?」と自分に問いかけることで、おのずと正しい自分磨きをする力が身についていくはずですよ。(和/ライター)