付き合ってみたはいいものの、お互いの趣味や考え方が合わずにイライラしたり、ケンカになったりすることはありませんか?
1.「否定はしない」のがポイント
「付き合う上で気をつけていることは、お互いに『否定しないこと』ですね。相手の趣味を理解できないと思っていても、それを言葉にすると関係にひびが入ります。逆にそれだけ注意していれば、なんだかんだで上手くいくと思いますよ」(32歳/男性/営業)
長続きのコツとして最も重要なポイントが、「否定はしない」ことです。人間ですから、内心「嫌な趣味だな」「価値観が理解できない」と感じるのは仕方のないこと。
ただ、それを言葉にするかどうかが運命の分かれ道だと言えるでしょう。一度でも否定してしまうと、お互いに歩み寄ることも難しくなり、心が離れてしまう原因になってしまいます。
2.どちらも楽しめる「中間」をとる
「僕たちは食べ物の好みが正反対なので、外食のときは『どっちも食べたいメニューのあるお店』を選びますね。まぁそのせいでファミレスになることが多いんですけど。食事以外でも、中間をとれるならその方がふたりとも楽しめるんじゃないでしょうか」(27歳/男性/物流)
甘いもの好きと辛いもの好き、和食派と洋食派など、食べ物の好みが異なるカップルも多いのではないでしょうか。
しかし、デートでは一緒に食事することも多いですよね。ただ片方が食事を楽しめないと、デート自体が楽しくなくなることもあります。そんなときは、こちらのカップルのように、どちらも楽しめる「中間」をとることを意識してみてはいかがでしょうか。
3.偏らないよう平等に
「自分はあまり外に出たくないインドア派なのですが、彼女は結構アウトドア派なので、デートの行き先でぶつかることがよくあります。とりあえず平等に楽しめるように、お家デートとお出かけデートを交互にしていますね」(29歳/男性/IT)
どちらかに偏り出すと、それが不満となって募っていきます。中間をとることが難しいケースでは、「平等」を心掛けることが重要。ここでも、自分の意見を通そうとするのではなく、相手が楽しめるように譲り合おうとすることがポイントといえます。
4.お互いに歩み寄る
「彼女が好きな音楽を教えてもらったとき、普段は聞かないジャンルで全然知らないアーティストでした。でも彼女が好きなので自分も積極的に聞いてみることにしたら、段々好きになって、今では一緒にライブに行っています」(26歳/男性/不動産)
自分の知らない趣味を相手が持っていても、「食わず嫌い」はしないようにしましょう。未知なことに挑戦するのは勇気が必要ですが、やってみると意外とハマるものです。自分の好きなパートナーが好きなものなら、自分も好きになる可能性は高いといえます。
「合わない」と思っていたものが「合うもの」に変化するかもしれません。ノータッチではなく「魅力を理解しよう」「自分もやってみよう」という積極的な気持ちでお互いに歩み寄ることが大切です。
おわりに
ときにはどちらかががまんすることも必要になるでしょう。しかし、がまんばかりになるといずれ限界を迎えてしまいます。
偏っていると感じたら早めに手を打ち、平等になるよう修正しましょう。紹介した点に気をつければ、趣味や価値観が合わないカップルでもきっと上手くいきます。(水林ゆづる/ライター)