誘いはカジュアルに
誘いはあくまで「カジュアルさ」を心がけます。気軽に「美味しいもの、食べに行きませんか」「面白いお店を見つけたんだけど」などの口実でデートに誘いましょう。 もっとシンプルに「今度飲みに行きましょうよ!」でもいいですね。
思い立ったらすぐに誘ってしまうぐらいのほうが、文面にも自然な感じが出ます。気負うと、ろくなことはありません。この時点では、好意を示し過ぎるのはむしろマイナス。 とにかく相手の警戒を解かせて、デートに誘い出しましょう。
お店選びは庶民的に
お店も、 リーズナブルなもつ鍋・焼き鳥・お好み焼きなど庶民的なお店をこちらで選び、相手を安心させます。警戒されてしまうような、気張ったお店はやめましょう。この時点では、バレンタインの気配は消して、あくまで普通のデートを装います。
会話の内容は自然に
デートの最中は、その場の会話を気さくに楽しみましょう。気合を入れて、無理に恋愛モードにもっていくする必要はありません。むしろ、 くだらない話や他愛のない話に興じて笑い転げ、お互い「この人は、楽しいなあ」と思えることが第一優先。こうして、いわば「楽しい飲み友達・ご飯友達ができたなぁ」ぐらいの雰囲気でデートを終えられたら、大成功です。
別れ際にプレゼント
このまま終えてしまってはただの「飲み友達」どまり。せっかくのバレンタインデー、勝負は駅の改札やホームなどでの別れ際です。
彼が「今日は別に、告白とかバレンタインとか、そういうことじゃなかったんだな」とすっかり油断したその瞬間、「あの、これ……」と、カバンから用意しておいたプレゼントを取り出します。プレゼントはちょっとした食べ物や飲み物が理想的です。お酒が好きな人であれば海外のお酒の小さなボトルなんていいですし、もちろん、甘いものが好きな人であればチョコレートなど最適です。
演出としてはあくまでさりげなく渡すのがポイント。いかにもという感じではなく、照れ隠しのようなぶっきらぼうなトーンも効果的。そうはいってもプレゼントですから、「細やかな気配りのできる女子っぽさ」や「あなたのことを考えてました」的ほのかな好意が自然と伝わります。それまであなたのことをただの飲み友達と思っていた彼が、小さく発した「あ……」、この驚きこそが恋の芽であることは言うまでもありません!
五百田 達成さんからのメッセージ
この作戦、ひとつだけ注意したいのは「渡し忘れない」こと。自分もすっかり楽しくなってしまい、「おつかれさまでした~!」と彼に手を振り、ひとりになってからカバンの中を覗いて「ぐはっ!」と後悔する。意外にありがちなので、気をつけましょうね!
(五百田達成/ハウコレ)