解散間際に「帰りたくない」と伝えるのは、仮にいくら遠回しの表現であってもかなりハードルが高いので、あまり現実的じゃないですよね。
1.「あっという間だったなー」
「デート後に、『時間過ぎるのめちゃ早かった』とか言われると嬉しいよね。全然物足りなかったって気持ちを共有できるのは幸せ」(ウェブ系/24才)
解散後に伝えるといっても、「帰りたくなかったよ」みたいなのはやっぱり依然として高ハードルですし、こういうソフトな言い方でも十分伝わります。
「次はもっと長くいれるといいね」みたいに、単に集合時間を早めるという意味なのか、それともひょっとして終電逃す宣言なのか、どっちともとれるような言い方もいいと思います!
2.一緒にいるスタンプ
「前に女子とデートしたとき、結局12時前に解散したんだけど、解散後に、なんか熊とうさぎが一緒にベッドで寝てるスタンプだけが送られて来て、なんとなく妄想してしまったよね(笑)」(商社/25才)
男子もただでさえ「あー、お泊まりしたかったなー」とか思ってるタイミングですから、こういう意味深な言動は効きますね。
そうでなくても、「バイバーイ」的なスタンプを送るなら、別れを悲しんで泣いてる的なスタンプを選んであげることでも十分です。
お泊まりできないのは仕方がないにせよ、自分との別れへの名残惜しさみたいなもののひとつやふたつ、感じてほしいものですから男子は。
3.「帰ったら少し電話しない?」
「帰りの電車の中で『帰ったら電話してい?』みたいに言われるとドキッとするよね……。そんなに俺とバイバイしたくなかったのかな、みたいな」(大学生/19才)
解散後に帰宅したときというのは、デートの余韻やバイバイの寂しさのせいで、ちょっと寝る前に電話とかしたくなっちゃったりすることがありますよね……。
これをお願いするだけでも、「本当はもうちょっと一緒にいたかったんだよ」というメッセージは伝わります。
要するに、「解散したのは、別にこれでお腹いっぱいってことじゃないんだよ」って伝わりさえすればいいわけです。「帰りたくない」と直接伝えなくても。
4.「もし『帰りたくない』って言ってたら?」
「実際にはやられたことないけど、帰り道途中でLINEしてるときに『さっき、帰りたくないなー、とか私が言ってたらどうしたの(笑)?』みたいに言われたい。絶対にドキドキだよー!」(出版/24才)
「あのとき本当はあんなふうに思ってたんだよ」といった具合に、過去の自分の行為についてポジティブな意味を後付けしてあげることはとてもおすすめです。
例えば彼氏から、「実はもう出会ったばかりのあの時点で、かなり好きだったんだよね」とか言われると、すごく嬉しいですよね。
帰り際に「帰りたくないけど帰るね」というだけじゃなくて、帰った後にももう一度念押しでこう言ってあげると、本当っぽさがでるのでなおよしです。
おわりに
最後のところでも書きましたが、行動の意味付けなんて、あとからいくらでもできます。
「帰ったけど、帰りたくなかった」とあなたなりに伝えてあげることは、ひょっとしたら、実際に帰らずお泊まりすること自体よりも、男子にとって嬉しいできごとになる可能性を秘めた、無限の意味付けトッピングなんです!(遣水あかり/ライター)