「ここを超えたら浮気だ」というボーダーラインはどこ?
「相手が傷ついたら浮気」のすすめ
この基準はその人が何をされたら傷つくのか、その「価値観」に軸を置いているところがポイントです。
他人と手を繋いだら傷つく相手なのであれば、他人と手を繋がなければいい。
二人きりで異性に会ったら傷つくのであれば、二人きりで会わなければいい。(それが無理なら別れたらいい。)
裏を返せば、他人と肉体関係を持っても、相手が傷つかなければいいのです。極論すぎるでしょうか。筆者はそうは思いません。
筆者の知り合いに、「お互いのスキルの向上は、お互いにとってプラスになる」という理念のもと、パートナーに自分以外の人と性交渉を持つことを許可しているカップルがいます。
信じられませんか?ええ、筆者も信じられません。すごいですよね。でも実際に存在しているのです。その二人はとても幸せそうにしています。
大事なことは、どんなカップルであれ、二人できちんとルールを決めるということです。それでお互いが納得できるのであれば、それでいいのです。
本当に人の価値観とは様々なので、浮気の線引きは、当人同士しか決められません。外野が口を出していい分野ではないのです。だからこそ、「相手が傷ついたら浮気」という基準なのです。
浮気を許すか許さないのかの判断
またこの基準によって、実際に浮気をされたとき、相手を許すのか許さないのか、という判断もしやすくなります。
浮気をしてしまった彼氏には2つのパターンがあります。彼女の傷つく基準を知らなかったパターンと、知っていたパターンです。
前者は、その基準をきちんと伝えていなかった側にも原因があるとも言えるので、ギリギリ許せる範囲だと考えましょう。(それでも感情は許さないと思いますが)
その際には、きちんと「私はこうされると嫌なの」ということを明言しておく必要があります。それぐらいわかるでしょ?ではダメです。明確に、こう!と伝えておきましょう。
一方後者の場合は、「いや、聞いてないんだけど」という理屈が通用しないので、完全にクロです。それが異性と連絡を取るとか会うとかの一般的に軽度なものであっても、「あー、この状況、彼女にバレたら悲しむんだろうな」って思いながらその行為に至ってるわけですから、弁解の余地がありません。
残念ながら、その人はパートナーの悲しみよりも目の前の快楽を優先できてしまう人なのです。その人との未来は推して知るべしです。
最終的には信用できるかどうか?
ここまで読んでみて、あなたの考えはどうだったでしょうか?それこそ、人の価値観はそれぞれですので、筆者は「相手が傷ついたら浮気」という基準を押し付けたい訳ではありません。
ただ、どんな基準を儲けるにせよ、最後は「その人を信用できるかどうか?」なのではないかと思います。
その信用できるかどうかの基準として、お互いに「相手の悲しむことをしない」という基準を置いてみてはどうですか?という提案をしたいのです。
納得できれば採用してもらえたらと思いますし、採用できなければ二人でとことん話し合いましょう。
うん、やっぱりね、悲しませたらダメですよ。それだけは間違いないですよね。(川口美樹/ライター)