1.お母さんのようなイケメン男子
「私の萌えキャラはイケメン必須なので、一度でいいからイケメンと付き合ってみたいです。たとえば、舟斎文子さんと玉木ゆらさんの『ポチとタマ』に出てくるポチ君みたいな。これを腐友達にいうと『単に面倒見のいい彼氏が欲しいだけじゃない?』と笑われますが、そもそもイケメンをゲットすることが私にとっては一番のハードルなんですよね(笑)」(24歳/メーカー)
イケメン+面倒見がいいのは、最高のタッグですよね。イケメンというだけでも贅沢な条件なのに、母親のように身の回りの世話をしてくれる男子はそうそういなさそう。言い換えれば、「疲れを癒やしてくれる彼が欲しい…」という働き腐女子の本音かもしれません。
2.成長を見守りたい年下男子
「妹にいったら『犯罪くさい』と引かれちゃいましたけど、私は年下のかわいい系。学生と社会人じゃ話が合わないって言いますが、『今夜も眠れない』(山本子鉄子著)に出てくるヒリキ君のような大学生が好みです。冴えなくて優柔不断だけど、話が進むごとに成長も見られて、もし付き合ったら弟のように可愛がっちゃうと思います」(23歳/広告)
自分と年齢差があるほど、つい「かわいい」と思っちゃいますよね。その分、結婚を意識した付き合いには時間がかかりそうですが、成長を身に持って感じられるのは、年下男子ならではの醍醐味といえそうです。
3.家事をされたい乙女男子
「乙女男子って敬遠されがちですけど、イシノアヤさんの『椿だより』に登場する椿くんだったら、今すぐにでも結婚したいです(笑)男っぽい頼もしさはなくても、料理と裁縫は女性以上に得意なので、家事がとんと苦手な私には、むしろ大歓迎。サバサバしすぎな私には、家のことを任せられる彼くらいが丁度いいんです」(25歳/販売)
どんなに中身は乙女でも、料理や家事ができるポイントは大きいですよね。いざ子どもを目の前にして、友達のように面倒を見られる男子もそういないと思うので、椿くんのイクメンな一面に惚れる腐女子は意外と少なくないのかも。
4.色気を醸し出す大人男子
「私は断然、原先生です(『空と原』中村明日美子著)。37歳、音楽教師。そろそろオジサン、な年齢層ですが、時折チャーミングな一面を見せるところがすごくかわいい。先生っていう職業柄もあるかもしれないけど、大人の格好良さが節々に感じられて、こういう男性こそ彼氏にしたいです。今まで年上の魅力がわからなかった私ですが、原先生を見て年上もアリだと思いました」(23歳/IT)
「多少乱暴で、言葉数は少ないけど、でもやる時はやる」といった、いわゆる古典的な男性が好きな女子は多いはず。原先生も男性として、教師としての格好良さを兼ね備えているので、ひとりの女性として彼のような大人の男性と付き合いたい腐女子もまた多いのかもしれません。
おわりに
BLを嗜んでいて「こんな男性、現実にはいないっこないよね…」とわかっていても、つい妄想してしまうのが腐女子の深層心理です。好きなBLだからこそ、自分の描く男性キャラクターには一切手を抜かず、また自分の思い求める男性像にも思わず力が入ってしまうのかも。とはいえ、自分の好きなキャラクターを並べてみたら、リアルでの「男性の好み」ともつながる部分があるかも。腐女子のみなさん、あなたならどんな男性キャラクターと付き合ってみたいですか?
(柚木深つばさ/ハウコレ)