ビーチで熱心にナンパしてきた男子とつきあって、秋風が吹く頃に別れた……となれば、女子は少なからずショックでしょうし、「あんなバカな男……」と思うかもしれません。
1.本気で好きになっていいのかな?
「夏フェスで出会って、ノリでつきあいだした彼女がいました。ぼくはものすごく彼女のことが好きだったんですが、特定の彼氏とじっくりつきあう……というタイプに見えず、なんとなく、本気でつきあってもいいのかな? と迷っているうちに、その恋は自然消滅しました。
夏の陽気なノリをふたりで楽しんでいるときに『本気で好きになってもいいですか』なんて、恥ずかしくてちょっと聞けないですよね」(25歳/IT)
女子に長くつきあう気持ちがあったとしても、ノリでいきなりつきあってしまうと、こんなふうに戸惑う男子って、たしかにいます。
本当はお互いに、今後の交際のことについてじっくりとよく話し合ってみるといいわけですが、話し合うきっかけをつかめず秋風が吹いて……というのは、きっとよくある話でしょう。
男子って、男子特有の恥じらいを持っていますから、精神的にオトナである女子のほうから「本気で好きになっていいよ」と言ってあげたほうがいいのかもしれません。
2.幸運すぎて怖かった
「これまでずっとさっぱりモテなかったぼくですが、去年の夏はとある女子から声をかけられて、3ヶ月くらいつきあいました。
女子から声をかけられたことがこれまでの人生で1度もなかったので、幸運すぎて怖かったです。こんなにラッキーなことがあっていいんだろうか? と戸惑っているうちに恋は自然消滅してしまいました」(27歳/通信)
真夏の陽気に踊らされてつい「逆ナン」する女子も多いのでは。
男子って、女子から「逆ナン」されたら「超ラッキー」と思って舞い上がって頭が真っ白になってしまうもの。
ですから、持ち慣れないお金を持ってしまうと金銭感覚がおかしくなってしまうように、舞い上がってしまった彼がうまい付き合いをできなくなることもあるでしょう。
なので、彼女は彼にことあるごとに「わたしとつきあっていれば大丈夫だから、もっと地に足をつけて落ち着きなさい」というニュアンスのことを言ってあげたほうがいいのでしょう。
3.「100%タイプ」がアダに…
「去年の夏につきあった彼女は、ぼくの100%タイプの女子でした。100%タイプの女子と、これまでつきあったことがなかったぼくは、その彼女とどう接していいか次第にわからなくなり、2ヶ月ほどで彼女がどこかに消えていきました」(24歳/飲食)
バッタリ夏に出会った彼女が100%タイプだった!という運の良い男子もいるのですね。
恋愛初期のほとばしる情熱なんて、いずれ冷めて、誰もが現実を生きるわけですが、現実生活の中に、100%タイプの彼女がいること自体が、この彼にとっては非日常だから、どう接していいかわからない、ということでしょう。
女子とすれば、どうすることもできないかもしれませんが、「一瞬であれ、そこまでわたしのことを好きになってくれた男子がいた」と、嬉しく思っておくといいように思います。
4.長く交際するとっかかりが見つからずに…
「プールで知り合って、お互いに惹かれあってつきあい始めましたが、長く交際するきっかけが見つからなかったので、3ヶ月くらいで別れてしまいました」(25歳/建築)
どこで出会おうと、ふたりの共通点がさっと見いだせたなら、恋は長続きしやすいものです。
住んでいる場所も全然ちがう、仕事も全然ちがう、趣味も全然ちがうとなれば……運命の女神が微笑みでもしない限り、長期の交際には発展しないのかもしれません。
でも恋愛上手な女子は、「ふたりの共通点」をうまく探す天才です。
共通点って、なんでもいいんです。彼がお酒好きなのであれば、週末に一緒にお酒を飲む予定を毎週入れるとか、もうなんだっていいんですが、とにかく共通点を見つけるのが長続きのコツです。でないと恋は短命に終わるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
夏の日差しに誘われてノリでつきあうのは、とてもステキなことです。
でも、その彼と長くつきあいたいのであれば、秋になるまでに、彼と真剣に将来のことを話しておいたほうがいいかもしれません。
あるいはなんとしても、共通の趣味を見出しておいたほうがいいかもしれません。
それでも別れそうになることもあるでしょう。そういうときはどうするべきか?
今のうちから9月の、彼との予定をいっぱい作っておくといいでしょう。
とにかく「魔の9月」を乗り越えさえすれば、あとはどうにでもなります。10月からは寒くなる一方ですから、ふたりでじっと寄り添っておくと、あっという間に春がやってきます。(ひとみしょう/ライター)