これから暑い夏の季節。メールでアツアツラブラブな会話を楽しんでいる子もいるかもしれないね。こうしてメールで恋愛気分が盛り上がってくると、やっぱり実際に会ってみたくなっちゃうのが人の性。
1.彼には悪気はない
メールでやりとりしてるときって、あまり文章を音読したりはしないよね。だけど、頭の中で文字を読み上げていたりすることってないかな。自分の文は自分の声で黙読するけど、相手からの返事は誰の声で読み上げられているんだろう。知らず知らずのうちに、理想の男子の声を再生していたりして。
だから、会ってみて想像してた声と違ったりするとショックなんだよね。「その声であの話をしてたんだぁ」って思ったらそれだけでがっかり……。こんなときは、彼には悪気はないってことを思い出そう。
あなたを騙そうとしたわけではなく、こちら側が勝手に期待していただけだもんね。外見も含めて、表面的な部分にはだんだん慣れていくから、もう少しだけかかわってみてもいいかもよ。
2.メールの話題を振る
相手の声とか外見とかはだんだん慣れるけど、態度や振る舞いについてはどうだろう。たとえば彼が背中を丸めて縮こまっていたり、逆に王様みたいにふんぞり返っていたり、あるいは姿勢は正しくてもどこか遠くの一点を見つめて身動きしないでいたりすると、「なんだか違うな……」って感じがするよね。
そういう態度が他人に悪い印象を与えることなんて、みんな知っててもおかしくない。でもやっちゃうのはなぜかっていうと、ただ緊張しているからっていうだけだったりするよ。
初めて会うときって誰だって多かれ少なかれ緊張しちゃうもんね。そんなときは今までメールで話していた話題を振ってみよう。雰囲気が和んでメールみたいにフランクに話せるかもしれないよ。
3.ちょっと待つ
メールでのやりとりは、実際に対面して話すのとは違って、相手の顔が見られないよね。相手の顔を見ながらじゃないからこそ意思疎通が難しいっていうのが本当のところではあるんだけど、男子の中にはむしろ相手の顔を見ないで済むことがありがたいって思ってる恥ずかしがり屋さんもいるんだよ。
そんな男子でも、実際に会うとなるとさすがに相手の顔を見ないわけにはいかない。無理して目を合わせようとするから、かえって挙動不審になっちゃったり、それに凝りて以降伏し目がちになっちゃったりするよ。
これはあなたのことが好きじゃないからではないってことは、わかるかな。あなたが彼にとって魅力的な異性だからこそのこの症状、治まるまでちょっとだけ待ってあげようね。
4.会話は二人でする
メールは文章を読んでから返信を送るまでの間に、たっぷりと時間をとることができるよね。どんな返事をしたら嫌われないか、好かれるかを考えて、一生懸命に文面を推敲できる。
一方で、実際に会っておしゃべりをするときは、そんな悠長なことは言っていられない。
メールみたいに書いては消し、書いては消し……なんていうのは不可能で、一回口から出した言葉はもう編集できない。
相手に好意があるからこそ、「間違ったことを言いたくない」気持ちが強くなり、言葉を発することに慎重になり過ぎてしまう男子も少なくないよ。そんなときは、あえて彼のリードに任せる必要はないかもよ。会話は一人が一方的にするものじゃなく、二人で一緒に協力してするものだからね。
羽林由鶴からのメッセージ
いま目の前に現れた男子は決して別人などではなく、あなたがいつもメールが来るのを首を長くして待っていたあの素敵な彼だったんだね。
想像と違ってテンションが下がったとしても、急に帰るとかわざと不機嫌そうにするとかしてはいけないよ。彼は嘘をついたとか裏切ったわけではなく、ただあなたに会いたくてやってきただけなんだからね。
一瞬の印象で関係を断っちゃうのは自分にとっても損だし。少しずつかかわる時間を過ごしてお互いの存在に馴染んでくれば、いままでメールでやりとりしていた空気感が戻ってきて、そのメール以上に進展したラブラブな恋人同士になれるかもしれないよ。(羽林由鶴/ライター)