『・・・田舎の小さな畑でナスの収穫をしている夢を見ました。そのナスは抱き枕のように大きく、おばけナスと言ったほうがいいかもしれません。それを収穫して、庭にたくさん積み上げて大喜びしている夢でした。』
これは20代女性会社員の夢の実例です。大きなナスは、あなたが求める元気の大きさを象徴します。夢の中の喜びは、現実の失望を反映します。収穫はそれを体に取り入れる・食べるための準備をあらわします。
この実例は恋人と大喧嘩をして、お互いに険悪なムードがピークに達した時に見た夢だそうです。つまり、夢を見ることで無意識に元気を取り戻そうとしていること、失望を希望に変えようとしていることをあらわします。
では、野菜にまつわる夢のいくつかをご紹介しましょう。
ナスやトマトの夢
ナスやトマト、カボチャやアボカドの夢は、元気やスタミナの不足をあらわします。喜びをともなう収穫のイメージが強ければ心身の疲労を反映し、料理・調理のイメージが強ければ、その状態の回復を暗示するのです。また、自身の体に不足している栄養素を象徴していることもあり、運気・元気回復につながるため、夢で見たものを実際に食べてみるといいかもしれません。
ワカメ、昆布、海の野菜の夢
『・・・旦那と一緒にキッチンのテーブルで、大きなボールに入れたメカブを見せながら、小学生の息子の友人たちにおいしいメカブの食べ方を教えてあげています。メカブを泥遊びのようにぐるぐるかき混ぜて、「ほら、こうやって食べると本当はおいしいんだよ」と、顔を突っ込むように両手ですくってずるずると飲んでしまいました。その様子を見ながら子供たちが大爆笑したので、私たちは「これは大人の食べ方なんだけどねー」と言いながら、やっぱりこれが一番だね」と、手をメカブだらけにして旦那と子供のように笑い合っていました。』
これは30代主婦の夢の実例です。ちなみにこの夢を見てからすぐ、彼女はひどくお腹を下したそうです。
メカブがあらわれたのは、ちょうど家族旅行を控えている時期でした。メカブやモズク、ワカメや昆布などの海の野菜の夢は、喜ばしい事、家族との団らんなどをあらわしますが、その量が少ない場合は、身近な人や家族とのコミュニケーションの不足をあらわします。
タケノコ、竹や笹の夢
竹や笹があらわれる夢は、自身の生理的な違和感を反映します。特に竹林や笹の群生など、たくさん生えているイメージであれば、自身の体の新陳代謝や消化機能の低下をあらわすので注意しましょう。
反対にタケノコのイメージは、料理にもなるので運気アップを暗示します。
大根や人参、根菜の夢
大根や人参、根菜の夢は、基礎体力や免疫力の低下、足腰の不調の象徴になることがあります。肌荒れや足腰の冷えに注意をはらってください。
海の野菜と陸の野菜
海の野菜は主に家族や身近な人間関係をあらわし、コミュニケーションをうながすことがあります。陸の野菜は主に体調や生理的な変化をあらわします。また陸の野菜の夢を見る場合、自身の体が求める栄養素をあらわしていることがあるので、積極的に摂取しましょう。緑色の色彩が強いほど、体調や体力の安定を求めていることをあらわします。(梶原まさゆめ/ライター)