片思いをしている時、相手に自分の思いが届かない時の夢は、共通してあなたの寂しさや孤独をなぐさめるもの、たとえば「ぬいぐるみや人形」「大好きな人の写真」といった、日ごろから癒しの対象となっているようなシンボルであらわされます。
そのほかには「階段での出会い」「好きな人と楽しい時を過ごす」夢も同様です。これらのイメージは、あの人に会いたいという切ない思いと、その思いをうまく伝えられない、伝わらない自身の焦燥感のあらわれになります。それでは詳しく解説していきましょう
1. 大好きな人の写真を見る夢
密かに思いを寄せる人や大好きな人の写真を見る夢は、自身の思いが相手に届かない一方通行のコミュニケーションを象徴します。写真の向うにある彼のイメージは、現実の世界で追いかけている彼の姿、あなたの希望や期待を反映します。でも写真の中の彼は、いつもあなたに微笑むだけでけっして語りかけてはきません。
夢の中の彼の写真の表情は、いつもあなたの気持ちにリンクします。それは写真の中に封じられた自身の感情を表現し、心の中にとどまったままになっている、あなたの届かない思いをかたちにしています。
2. 階段での出会いの夢
階段を歩いているときに好きな人と鉢合わせる、特に踊り場で彼とすれ違うイメージは、互いの行先の違い、人生の進路の違いをあらわしています。階段での出会いはどちらかが上、どちらかが下へと向かいます。つまり、交流するタイミングのずれ、巡りあわせの悪さをあらわし、どこかに接点はあるものの、現状ではお互いに歩み寄るきっかけがつかみにくい暗示となります。彼が階上から下りてきて、上ってきたあなたと鉢合わせるのは、あなたにとって不利な状況をあらわします。反対に、彼が上ってきてあなたが階上から下りている場合は、あなたの立場に有利な状況やコミュニケーションのチャンスが生まれることを暗示します。
3.好きな人と楽しい時を過ごす夢
手紙やメールを送ったとき、たまに宛先不明として送り返されてくることがあります。そういった現象は夢の世界にもよくあることです。たとえば夢の中に大好きな人が登場、特に密かな思いを寄せている人が現れる場合は要注意です。それは相手に届かなかったあなた自身の心のメッセージになっている可能性が高いのです。つまり、思いを寄せる人、大好きな人はできるだけ夢に現れないほうがいいということになります。夢で楽しい思いをするほど、あなたの期待が大きすぎるということです。
4.ぬいぐるみや人形が現れる夢
ぬいぐるみや人形はあなた自身を象徴し、彼らに話かけるイメージは、お互いに意思の疎通がはかれないコミュニケーション、一方通行になりがちな恋愛・人間関係を表現します。こういった夢を見た場合、あなた自身、もう一歩前へ踏み出す勇気を持ちましょう。
起死回生の一手は?
言いかえれば、どんなに恋焦がれても彼らが夢の中にほとんど登場しないということは、相手もあなたのことをどこかで意識し、接点を持とうとしていることをあらわしています。きっかけさえあればお互いに歩み寄れる可能性があるということです。焦ることはありません。
また、もしも一連の夢を見たら、自分のアピールポイントを上げていくことを促していますので、大いに自分磨きに精を出し、勇気と自信を身につけていくことをお勧めします。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)