手相とは、手のひらに入った筋や、肉づき、皺などで性格や運命を読み解く占いのことです。手のひらだけでなく、爪の形や指の長さ、手の形、指紋などを見ることもあります。
1.人差し指の下で感情線が終わる
この手相の持ち主は、愛情深く、幸せな家庭を築ける相とされます。感情線が人差し指の下・木星宮という場所で終わる人は、思いやりに溢れています。異性に対しても誠実で、結婚したらまず浮気の心配はないでしょう。
男性は妻思いの頼りになる存在ですし、女性の場合は良妻賢母型と言えるでしょう。幸せな恋愛・結婚ができますが、ややプライドが高いところがあるので、品性のない相手を嫌うところがあります。お高くとまっていると思われないように気をつけて下さい。
2.先端が人差し指の付け根につく
この手相の持ち主は、相手に徹底的に尽くすタイプの相とされます。感情線の先端が人差し指の付け根まで伸びている人は、異性に献身的に尽くします。
線全体が太かったり、線が多少鎖状になっている人は、とくにその傾向が強くなるとされます。
男性の場合は、女性を理想化して敬い、女性は白馬の王子様のように思いつめるでしょう。お金や高価なプレゼントを贈ってしまう傾向にあるので、やりすぎには気をつけましょう。
3.先端が人差し指と中指の間
この手相の持ち主は、好き嫌いが激しく態度が極端な相とされます。感情線の先端が人差し指と中指の間に入っていたり、入ろうとしているのは、人の好き嫌いが激しいことの表れです。
しかも相手のことをよく知る前に、先入観で好き嫌いを判断してしまうところが。好印象の人には尽くす一方で、印象が悪いと口もきかないほど極端な態度かもしれません。
また、やや自分に甘く、人に厳しい性格でもあります。もう少し好き嫌いをなくしても良いのかも。
4.中指の付け根で感情線が終わる
この手相の持ち主は、相手の感情を無視してしまう自己中心的なところがある相です。あまり多くない手相ですが、感情線の先端が中指の下の部分・土星丘に入り込んでいる場合は、自己中心的な性格と言えます。
自分さえよければ、相手がどう感じているか気にしないタイプとも言えます。手が柔らかい場合は、いわゆる肉食系。しつこく相手を求めますが、目的を果たすと急に冷たくなるところが。
おわりに
手相は奥が深く、その歴史はおよそ3000年前から5000年前の古代インドという説が有力です。
古代インドで始まった手相は、仏教とともに中国に伝わり、そこで易学(えきがく)を取り入れ発達し 平安時代の日本にもたらされました。最近では、手のひらに吉相となるようなシワを書く開運法もあるようです。
しかし、いずれにせよ自分の人生が刻まれた線であることは確かと言えるでしょう。誰もが持つ手、あなたも自分の手の神秘を解読してみてはいかがでしょう。(脇田尚揮/ライター)