1. 相性の良し悪しが簡単に分かる方法とは
よく雑誌の巻末などにある「12星座の占い」。その月の運勢やラッキーアイテム、いい日悪い日、「合う」星座・「合わない」星座などが書いてありします。しかし、12星座全部の相性の組み合わせは全部で144通り。その良し悪しは、覚えようと思ってもなかなか難しいものです。
なので、ざっくりと4つに分けて、それぞれの関係性を考えてみましょう。そうすることで、日々あなたの周りにいる人との付き合い方や、相性の良い人・悪い人の見分け方が、少しずつ分かってくるはずです。
2. 12星座を4つに分ける
さて、4つに分けるといっても適当に分けるのではありません。西洋占星術における大事な区分のひとつである、「四元素」に分けていきます。
四元素とは、「火・土・風・水」のこと。昔々の西洋の考え方では、世界はこの四元素によって構成されているとされ、いわば四元素は万物の源。12星座も、この四元素のどれかに分類することができます。牡羊座から順番に、火・土・風・水を当てはめていくと、それぞれの星座の元素は以下の通り。
火…牡羊座・獅子座・射手座
土…牡牛座・乙女座・山羊座
風…双子座・天秤座・水瓶座
水…蟹座・蠍座・魚座
3. 四元素の性質
四元素にはそれぞれ、以下のような性質があります。
火の星座…直感的
土の星座…実際的
風の星座…知的
水の星座…情緒的
また、火と風は広がっていく(外に向かいやすい)傾向があり、土と水は集まる(内に向かいやすい)傾向があり、それぞれ割と相性が良いです。また、同じ元素の人同士はお互いに通じるところがあり、比較的相性が良いと言われています。とはいえ、似たものだけに少しのずれから大げんか、ということもよくあります
4. 四元素の活用の仕方
実はこの4つの元素、どの組み合わせがベスト、というものはありません。
12星座でなんとなく眺めていた気質を、4つの分かりやすく大まかな区分に分けてみることによって、あなたにとって居心地のよい相手と注意すべき相手を見抜く手段として使ってみましょう。
「今まで付き合ってきた恋人の星座がバラバラだと思ったけれど、分けてみたらみんな風の元素だった」とか、「ケンカしやすい相手は火の元素の星座ばかりだった」というように、何か傾向のようなものが見えてくると思います。
この四区分を利用して、これからの人との接し方に生かしていきましょう。
おわりに
とはいえ、過信も禁物です。生まれた月日で分かる12星座から出す四区分は、あくまでもその人の情報の本当にほんの一部です。
生年月日と生まれた時間と場所をきっちりデータとして計算して出すと、もっといろいろな情報が出てくるのが占星術。気になる人は、ネットの無料ホロスコープ作成か、お近くの占い師さんのところへ行ってみましょう。
まずは周りの人がどんな傾向を持っているのか、四元素からいろいろと探ってみましょう。また、自分がどの元素を持っていて、いままでどんな元素の人達と深く関わってきたのか…、そういう角度から振り返りつつ前に進んでいくのも、日々を楽しむひとつの手です。
(桜田ケイ/ハウコレ)