こんにちは。セルフトレーニングコーチのNaoです。
1.うなずき・あいづち
「傾聴」の場面では、主役は相手。自分の話を聞いてもらう時間ではありません。まずは「あなたの話に興味があります」「聞いています」というサインを見える形で表現することが大切。
うなずいたり、あいづちをうったりしながら、相手に顔を向けて話を聴きましょう。
とても基本的なことですが、片手間に、作業をしながら「それで?」とそっけなく言われるよりも、このほうがずっと「この人に話したい!」と思えますよね。相手が気持ち良く話せる環境づくりも大切ですよ。
2.要約・繰り返し
相手の話をまとめて、「こういうことかな?」と繰り返すことが重要。うなづくだけでは相手が理解しているかどうかまで判断できませんが、その人なりの言葉に変えて同じ内容を返してくれれば「分かってくれた!」と実感できますよね。
「そうなんだ」ではなく「◯◯なんだ」と会話の内容を切りとって具体的に返してあげましょう。
3.共感する
話している内容に対して「そんなのあるわけないじゃん!」「嘘でしょ」「なんでよ」と否定されては心地よい気分で話せませんよね。
全てを受け入れて承諾する必要はありませんが、話の内容に共感できる部分を見つけたら「うんうん、分かる!私も◯◯なとき、そうするな~」などと、自身の体験を添えて伝えてあげましょう。
「自分だけじゃないだ」「相手もそういうことがあるんだ」と安心し、さらに深い内容を話したいと思えるようになります。
4.沈黙する
とっても重要でありながらも忘れがちなのが「沈黙」。「話を途切れさせてはいけない」といつでも何かを話そうとしてしまいがちですが、そんな心配は不要です。
相手が言ったことを頭の中で繰り返し、自身にも同じような経験がないか、自分だったらどうするか、などをじっくり考えることも大切。
沈黙を交えながら、話のなかで共感や要約をすることで「ちゃんと考えてくれているんだ」と相手に安心感を与えることができます。
4つの聴く技能で、「聴ける女」になろう!
4つの聴く技能のうち、いくつ「できている!」ものがありましたか?
相手が心地よく話ができる環境づくりは、カップル同士に限らず、どんな人とのコミュニケーションも豊かにすることができます。
ぜひ4つすべてを実践し、自身の“聴く力”に変えていってくださいね。(NaoKiyota/ライター)