1.人の言動に流されてしまう
「学生時代を思い出して下さい。あなたは、定期試験などにしっかり準備をして望んだタイプだったでしょうか。(中略)物事の結果は自分次第だと考える人はしっかり勉強するでしょうし、反対に外的要因(運・不運・先生の教え方、問題の難しさなど)に大きく左右されると考える人は、ヤマをかける方に熱心だったかもしれません。」
外的要因に左右されるタイプの方は、周囲の状況に敏感で、人に流されやすいという面があるそうです。
そんなあなたは恋をするとつい彼に合わせてしまいがちではありませんか?
いつも男性に流されてしまったり、問題が起きた場合にも男性のせいにしてしまっているかもしれません。でも恋愛は二人でするもの。男性はあなたの人間性に魅力を感じるのです。ときには自分を省みて、本当は何を思っているのか、何を感じているのか。じっくりと考えてみて下さいね。
2.流行のものが欲しくなる
「「○○というブランドのバッグが売れている」と聞くと、それまで興味もなかったのに、何だか良さそうに思えて、自分も買ってしまうというのは、同調行動の典型例でしょう。」
同調行動とは、周囲の人たちと同じ行動を取ろうとする心理のことです。
街を見渡せば同じような服を着た人ばかり、という光景にはよく出会いますよね。
でも、その服は本当にあなたに似合うものなのでしょうか。
ひとにはそれぞれ個性があります。外見だって同じこと。今のあなたに似合うものを選び、流行は小物などで取り入れる方が、きっとあなたを引き立たせてくれるはずですよ。自分に似合うものを選べるようになれば、だんだんとあなたの中身も表現する方法が見えてきます。みんなと同じでないあなたが誰より魅力的だということも知っていて下さいね。
3.いつも誰かと一緒にいたい
「男性よりも女性に多く見られます。例えば、学生時代であれば、仲良しグループが常に一緒に行動します。(中略)就職してからも、グループでランチやアフターファイブを共にし、母親になってからはママ友グループでうわさ話…。このように、いつも誰かと一緒にいたがる人たちを、心理学的には、「親和欲求が高い」と言うことができます。」
人間の特性から考えるととても自然な欲求でもありますが、問題は、「いつも」ということ。
このタイプは、恋人に依存し過ぎて彼を困らせてしまったり、恋人と別れたあとにはその寂しさから大して好きでもない相手と付き合ってしまったりということもあります。
強い不安や孤独感から、お付き合いするには良くないタイプの男性と親密になり余計に不安感を抱いてしまうことも。興味のアンテナを高くし、ひとりの時間も楽しめるように練習をしてみましょう。
4.自分を必要以上に卑下する
「過剰に自分を卑下するのは、「そんなことないよ」という否定の言葉を期待している場合もしばしばあります。自分に自信がなく、また他人にもそうそうほめられることがないという人(自己評価が低い人)は、自尊心をなぐさめるために、あえて自分をおとしめ、それを否定してもらうという方法を取るのです。」
相手に「面倒だな」とおもわれることが多い「自分を卑下している私を否定して」というメッセージ。
このままではいい恋と縁遠くなってしまう一方ですよ。
まずは自己評価を高めるトレーニングをしてみて下さい。
具体的には自分を信じて行動すること。
恋愛の場面でなら、彼に好意を持って貰っているかよりも何をしたら彼が喜ぶかを考えることです。決して「私にはあなたのような才能がないから……」と言われて喜ぶ人はいません。それより「あなたは他の人にはできないことができているんだよ、すごいことだよね!」と言えば全く違って聞こえますよね。それは「そんなことないよと言って」というメッセージが含まれていないからです。
これが言えるようになるには、あなた自身が他者との比較に左右されず、自分だけの達成感や満足感、楽しみを見つけることが近道ですよ。
おわりに
これらの特徴は総じて自分に自信がない方に多く見られるようです。そして性格でもありますから完全に変えることは容易ではないし、まったくないということも問題です。
でも、あなたが苦しんでいる場合や生活や恋愛に支障の出るレベルであるならば、少し自分を見直してみて心が軽くなる努力もしてみて下さいね。
参考文献:渋谷昌三著『面白いほどよくわかる!他人の心理学』西東社
(水月紗綾/ハウコレ)